夫の潰瘍性大腸炎 奮闘記(6) 再燃時の食事①

夫の潰瘍性大腸炎が再燃した時の食事について記したいと思います。甲田光雄氏や東城百合子氏などの著書のお陰で食事療法をおこなうことができ、病院にかからずに緩解を迎えることがでいました。でも緩解に向かうまでには、今まで溜めこんできた体内毒素を出さなければ好転するはずもなく、めんげん(好転反応)も様々ありました。合併症などがこの頃噴出してきたのも、めんげんだったのではないかと今では思っています。

再燃時には腸や炎症に良いと言われるものは様々試し、夫に食べさせては様子を伺い、暗闇の中を走り続ける状態が続きました。以下、結果的に良かったものを記させていただきたいと思います。

とにかく腹痛で苦しむため、再燃が酷い時には流動食です。

玄米クリーム:甲田光雄氏の食事療法を真剣に試していた頃だったので、自分でイワタニのミルサー玄米を粉にして玄米クリーム(作り方はのちほどアップします)を作っていました。これは消化が良い上に栄養もあって、胃腸疾患の方にはとてもお勧めです。身体が弱っている時には本当に美味しく感じます。

(追記:玄米クリームとお豆腐甲田療法ではセットのようなものなので、お豆腐はいつも欠かせませんでした。最初のころは厳密にこのセットだけを食べさせていましたが、ガリガリになっていきまして、体力が相当に落ちてしまいかなりの冷え性になっていきましたので、次第に東城百合子氏の食事療法なども付け加えて実践していきました。今は毎日お豆腐は食べてないです。消泡剤不使用・遺伝子組み換え大豆不使用のものを選ぶのはもちろんなのですが、それでも安い100円ぐらいで売られているお豆腐はどうなのかなぁ・・と。栄養ってあるんだろうかと・・。現在は本当に美味しいと思える三之助のお豆腐しか食べなくなりました。で、これは毎日は高くて買えませんので、たまに食べてます。)

酵素玄米おかゆ(おじや):でも・・・酵素玄米をおかゆにした方が酵素も摂取できて消化にも良いのではないかと思い、途中からは酵素玄米おかゆが主食になっておりました。おかゆと言っても、酵素玄米を熱してしまうと、せっかくの酵素が死んでしまうと思い、酵素玄米に50度ぐらいのお湯を入れてミキサーにかけてました。酵素玄米の炊き方は以下の記事をお読みいただければ幸いです。

酵素玄米 道具と炊き方

イワタニのミルサーですが、これは再燃中は大活躍でした。現在も大活躍で、無調整豆乳にオーガニックココアパウダーと少々のアガベシロップを入れて3秒ほどミルサーで回すと、とっても美味しいココアが出来上がります。スプーンでかき混ぜるのとは別物になります。

酵素玄米おかゆなのですが、当時、鈴廣かまぼこが「サカナのちから」という粉末の良質な必須アミノ酸のサプリをだしており、それを酵素玄米おかゆに入れると、かまぼこっぽい風味が出て美味しかったです。でも、現在は発売してなくて錠剤のみとなってしまいました。緩解がきてもお味噌汁に入れて必須アミノ酸を手軽に摂取していたので、とても残念でした。安心して摂取できる必須アミノ酸のサプリってなかなかないんですよね・・・

酵素玄米おかゆにゴマ塩をかけたり、昆布粉あごだしかつお節など入れて醤油ベースおじや風にしても美味しいと思います。とにかく、再燃中はガリガリに痩せていきますから・・・少しでも栄養のあるものを吸収させたいんです。なので、ミネラルが豊富なものを吸収をよくなるように摂取させることを心掛けておりました。

野菜ジュース&ニンジンジュース:そして欠かさなかったのは野菜ジュースです。ミキサーにかけて飲ませてました。安心やさいという農薬などを落とす粉があって、お水に溶かしてそのなかに野菜を入れておくと、油膜みたいのが浮いてきます。農薬をとってから野菜を綺麗に洗ってジューサーにかけます。ジューサーも量販店で売っているようなジューサーは栄養素を破壊してしまうため、低速回転圧搾式のグリーンパワージューサーを奮発して購入し、毎日、季節の青菜ジュースとゲルソン療法の基本であるニンジンジュースを作って飲ませてました。

ニンジンジュースでは注意点がありまして、ニンジンにはビタミンC破壊酵素があり、ほかの野菜に含まれるビタミンCを破壊してしまうそうです。ニンジンジュースにあらかじめレモン汁を数滴入れると、このビタミンC破壊酵素不活性化されると、甲田光雄氏の著書『甲田式健康道 決定版』で記されております。わたしはニンジンは他の野菜とは一緒にジュースにはしませんでした。でも、ニンジンジュースのみでもレモン汁を入れると美味しいので必ず入れておりました。

甘酒:当時甘酒も手作りしてました。今は面倒で作ってないのですが、必須アミノ酸が豊富で栄養満点ですので、再燃中はとてもお世話になりました。乾燥玄米こうじとお米で自分で簡単に作れますので近日中に作り方をアップしたいと思います。再燃中はいろいろなことを手間暇掛けてやっていたので、甘酒が作れなかった時は、市販の有機玄米甘酒やお財布が厳しい時は有機ではない玄米甘酒を飲ませてました。

葛粉:腹痛下痢に効能があり、葛粉とともに葉のヘリクロゲンも摂取しておりました。葛湯を作るのに鍋で調理するのは後片付けが面倒なので、コップで作ってました。葛粉をほんの少量のお水で溶かしを少々入れたらそこへ熱湯を一気に入れると透明になります。温かいうちに飲むのが大切なようです。粉末タイプより固まっているタイプの本葛粉の方が使いやすいです。葛粉は胃腸にやさしいく、頭痛(の種類にもよりますが)にも効きます。葛粉は常に常備しているありがたいものです。もし嘔吐をされたら、最初に胃に入れるものとしては葛湯がお勧めです。

お読みいただきまして、ありがとうございます。

次につづきます。

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